お日さまに祈る

一条の明るい日差しで 目を覚ました

隙間風を用心して ぴっちり 閉めたはずなのにとは 思うものの

陽射しの暖かさを 全身で受けたいと 思い切り カーテンを引く

パジャマをぬいで 縦長の日差しに 身を置いて 幸福感を味わう

少しずつ動くお日さまの 言うとおりに 横になったわたしもうごく

一瞬 コロナの存在も忘れて 狭い我が家の ちいさな寝床が 極楽になった

          2021年2月22日